車の売却を考えた時に、楽天カーオークションを利用するかどうか迷うのは、とても素晴らしい選択です。
ただし・・・
というお悩みがあると思います。
車の金額は大きいので失敗したくないですよね。
楽天カーオークションは
- 車の売却を予定していて
- 手間と時間が少しかかっても高値で売りたい人
にはおすすめできるサービスですが、後でトラブルや後悔のないようにデメリットも把握しておきましょう。
当記事では楽天カーオークションのデメリットを9つご紹介します。
公式:楽天Carオークション
楽天カーオークションのデメリット・注意点9つ
楽天カーオークションは、一括査定や大手買取業者を利用するよりも高値で車が売れると評判が多いですが、デメリットが9つあります。
- ①:楽天会員でないと利用できない
- ②:売却の意思がないと検査をしてもらえない
- ③:査定額の理由や根拠が教えてもらえない
- ④:車両検査後すぐに最低落札価格(売り切り価格)を決める必要がある
- ⑤:車の売却までに時間がかかる
- ⑥:希望金額で売れないことがある
- ⑦:契約成立後のキャンセルは原則不可能
- ⑧:契約成立後は手数料が22,000円かかる
- ⑨:車によってはオークションに出品できない可能性がある
それぞれ順を追って詳しく解説します。
デメリット①:楽天会員でないと利用できない
楽天会員限定のサービスです
楽天カーオークションは、誰でも利用できるわけではありません。
楽天会員限定のサービスです。
楽天会員になっていない場合は、楽天カーオークションで車の売却を行うことができません。
そのため、楽天会員ではない場合は、利用前に楽天会員になっておく必要があります。
楽天会員になるには、楽天のホームページで無料で新規会員登録ができます。
なお、楽天会員になるだけで大丈夫なので、楽天カード発行や楽天モバイルなどの有料サービスは利用しなくてOKです。
すでに楽天会員になっている場合は、特に何か手続きする必要はありません。
デメリット②:売却の意思がないと検査をしてもらえない
とりあえず査定額だけ知りたい場合でも「売却の意思」をしっかり伝えましょう
楽天カーオークションに車を出品する流れとして
- オンラインで無料検査を申し込む
- 担当者から電話がかかってくる(ヒアリング)
- 大体の相場が提示される
- 実店舗での検査 or 出張検査
- 希望落札価格の決定
- オークションに出品
という順番で進んでいきます。
オンラインで無料査定を申し込み後、担当者からかかってくる電話で売却の意思を聞かれます。
その際、「すぐに売却の予定がない」など、車の売却の意思が決まっていないような伝え方をすると、検査をしてもらうことさえできず、査定額を教えてもらえません。
「車を売却するのが決まりましたら改めてご連絡ください」という感じで、突き返されてしまいます。
そのため「オークションだとどれくらいの価格になるのかな?」と、とりあえず査定額だけ知ってから売るかどうかを決めたいという場合でも「売却したい」という意思をしっかりと伝える必要があります。
興味本位の人で査定依頼している人だと判断されると、電話の段階で突き返されてしまうので「売る気がある人」と判断されるように立ち回りましょう。
デメリット③:査定額の理由や根拠が教えてもらえない
こちらから聞かないと何も教えてもらえない
一般的な中古車買取業者に査定を依頼すると
- 「この車種のこのカラーは人気があるので上乗せ価格で買い取れます」
- 「外観はキレイですがフレームの歪みが気になります」
- 「走行距離が多いので相場より少し安くなります」
などの査定額に対する理由や根拠などの説明があります。
しかし、こちらから何も聞かないと、査定額に対する理由や根拠などの説明がありません。
なので、査定の詳細が知りたい場合は、なぜこの金額なのか?その根拠は何なのか?を査定員にしっかりと聞いてみてください。
そうでなければ、すぐにオークションに出品する最低落札価格の話になり、モヤモヤすると思います。
納得感を持って気持ち良くオークションに出品するためにも、査定額の理由や根拠を聞いてみましょう。
デメリット④:車両検査後すぐに最低落札価格(売り切り価格)を決める必要がある
オークションは情報戦!利用前に知識を蓄えておきましょう
楽天カーオークションで実店舗での検査 or 出張検査後、すぐに最低落札価格(売り切り価格)を求められます。
最低落札価格(売り切り価格)とは、オークション出品時に「この金額以下だと売りません」という価格設定を自分で決めておくものです。
最低落札価格を上回らない限り、オークションでの売買は成立しません。
しかし、最低落札価格を上回る入札があった場合は、必ず車を売らなければなりません。
そのため、最低落札価格を高くしすぎると売れるまでに時間がかかり、安くしすぎると損をしてしまうデメリットがあります。
だからこそ、慎重に最低落札価格を決めたいところですが、検査当日に決めなければいけないため、相場が分らない人にとっては苦しい展開になります。
「どれくらいの価格にしたらいいんだろう?」と分からなくて楽天カーオークションの担当者に相談すると「〇〇万円くらいでどうでしょう?」と最低落札価格を提示されます。
しかし、相場が分からないと、提示価格が一般的な相場なのか?買い叩かれているのか?判断がつきません。
そのため、楽天カーオークションを利用する前に、複数業者の査定額が簡単に分かる一括査定を利用して、ある程度の相場を把握しておくと悩まずに済みます。
オークションは情報線です。利用前に相場を把握しておき、知識を蓄えておきましょう。
下記記事では、一括査定のおすすめサイトをご紹介しています。
関連:中古車の一括査定サイトおすすめベスト3|選び方と活用方法も解説
デメリット⑤:車の売却までに時間がかかる
時間がかかるのはオークションだから仕方ない
一括査定サイトを利用したり、カーセンサーなどを利用すれば、すぐに車が売れます。
早ければ査定申込みから1週間後には売却金額を手にすることができます。
しかし、楽天カーオークションの場合は、オークションの出品や手続き、売れるまで待つ時間があるので、約1ヶ月くらいかかることもあります。
需要が低い車や最低落札価格を高めに設定している場合は、もっと時間がかかることもあります。
できるだけ早く車を売却したい場合は、楽天カーオークションは向いていないかもしれません。
一括査定やカーセンサーなどの大手買取業者を検討されてみてください。
デメリット⑥:希望金額で売れないことがある
必ず売れるわけではない
楽天カーオークションに出品すれば、必ず希望額で売れるわけではありません。
仮に、オークション出品時に決める最低落札価格(売り切り価格)を、一括査定などで提示された金額を参考に希望金額に設定したとします。
しかし、車の相場はその都度変化するため、すぐに希望金額で売れない可能性があります。
その場合は、希望金額で売れるまで待つ必要があります。
ただし、最低落札価格(売り切り価格)以下で入札されて、最低落札価格(売り切り価格)に達しない場合は
- 最低落札価格(売り切り価格)以下で売却
- キャンセル
どちらかを選ぶことができます。
オークションに出品してみて、早く車を手放したくなった場合は、最低落札価格(売り切り価格)以下で売却するのもいいですし、キャンセルして一括査定やカーセンサーなどの大手買取業者に売却するのも一つの手です。
デメリット⑦:契約成立後のキャンセルは原則不可能
契約成立後のキャンセルは手数料が発生
楽天カーオークションでは、売買契約が成立した後は、原則としてキャンセルできません。
どうしてもキャンセルしたい場合は、手数料が発生します。
ただし、以下の場合はキャンセルしても手数料が発生しません。
- オークションに出品して入札がない場合
- 入札があっても最低落札価格(売り切り価格)に達していない場合
最低落札価格(売り切り価格)に達しない場合は、キャンセル手数料が発生しないので「この金額以下だと絶対に売りたくない」という金額に最低落札価格(売り切り価格)を設定した方がいいと思います。
デメリット⑧:契約成立後は手数料が22,000円かかる
手数料を加味して価格設定をしましょう
楽天カーオークションでは、オークションに出品した車の売買契約が決まると、手数料が22,000円発生します。
手数料は、オークションで売れた売却金額から22,000円(税込)を差し引かれて銀行振込で支払われます。
そのため、実費で支払う必要はありません。
しかし、一括査定や大手買取業者に車を売却する場合は、手数料がかかりません。
例えば、楽天カーオークションで12万円で売れれば、手元に残るお金が98,000円。
一括査定や大手買取業者で10万円で売れれば、手元に残るお金が10万円。
仮に、楽天カーオークションの方が高値で売れても、手数料を差し引いて損をすることがあります。
そのため、オークション出品時の価格設定は、手数料22,000円分を加味した金額にしておかないと、損をしてしまう可能性があります。
手数料は契約が決まった時のみ発生
手数料が発生するのは、あくまでも売買契約が決まった時のみです。
オークションに出品するだけの場合は手数料が発生しないので、安心して利用できます。
セルフ出品の場合は手数料が半額
自分で写真を撮影してオークションに参加できるセルフ出品もあります。
車両検査の日程調整することなく、誰にも会わずに出品が可能です。
ある程度車の知識があって写真撮影が上手にできる場合は、セルフ出品も検討されてみてください。
セルフ出品の場合は成約時の手数料が半額になります。
デメリット⑨:車によってはオークションに出品できない可能性がある
オークションに出品する車は、国産車・外車問わず可能ですが、出品できない可能性のある車があります。
以下の車はオークションに出品できない可能性があります。
- ①:初年度登録より10年以上経過している軽自動
- ②:初年度登録より15年以上経過しているコンパクトカー
- ③:不動車、改造の程度が著しい自動車など
ただし、初年度登録より10年以上経過している軽自動でも以下の車種はオークションに出品可能です。
4輪駆動車 | ジムニー | タント |
キャラ | コペン | ビート |
AZ-1 | カプチーノ | エヴリィワゴン |
その他にも初年度登録より10年以上経過している軽自動で出品可能な車種があるため、まずはオンラインの無料検査に申し込んで、出品の可否を確認してみてください。
なお、不動車や事故車、水害車などの場合は、一般的な車買取店でも対応してくれないことが多いです。
こう聞くと「実費をかけて廃車するしかないのか…」と思うかもしれませんが、まだ手はあります。
それが廃車買取業者です。
不動車や事故車、水害車など廃車するような車を買取ってくれる業者があるので、そちらを活用してみてください。
関連:廃車買取業者の選び方+おすすめ優良業者5選|水害車・事故車・車検切れでも高額
まとめ
楽天カーオークションのデメリット9つをおさらいします。
- ①:楽天会員でないと利用できない
- ②:売却の意思がないと検査をしてもらえない
- ③:査定額の理由や根拠が教えてもらえない
- ④:車両検査後すぐに最低落札価格(売り切り価格)を決める必要がある
- ⑤:車の売却までに時間がかかる
- ⑥:希望金額で売れないことがある
- ⑦:契約成立後のキャンセルは原則不可能
- ⑧:契約成立後は手数料が22,000円かかる
- ⑨:車によってはオークションに出品できない可能性がある
楽天カーオークションに向いている人
車の売却をハッキリと決めていて、手間と時間が少しかかっても高値で売りたい人にはおすすめできるサービスです。
ただし、オークションに出品する際の写真撮影などは担当者がやってくれるので、そこまで手間はかかりません。
楽天カーオークションを利用する際は、売りたい車の大体の相場を把握しておくと、納得のいく取引ができると思います。
また、価格設定をする際は、手数料22,000円かかることを加味して決めるのがポイントです。
公式:楽天Carオークション
楽天カーオークションに向いていない人
- まだ車の売却をハッキリ決めていない人
- 自分が乗っている車の買取価格がいくらになるか知ってから判断したい人
- 楽天会員になるのが嫌な人
は向いていません。
それでもオークションで車を売りたいという場合はユーカーパックが相性が良いと思います。
一括査定のように査定に申し込んでから何社も電話のやり取りをしなくてもいいですし、楽天カーオークション同様に高く売れる可能性があります。
楽天Carオークションとユーカーパックは、特徴が少し違いますが、売却金額はそれほど変わりません。
ユーカーパックは、車両検査後に出品価格をすぐに決めることを求められますが、ユーカーパックは急かされることなく、ゆっくりと出品できます。
また、すぐに売る予定が無くても査定してくれます。
楽天カーオークションとの違いは、売却まで楽天カーオークションより少し時間かかる、売買契約成立から入金まで約10日前後時間がかかる(楽天カーオークションは約7日前後)ことです。
- 時間に余裕がある人
- 相場を知りたい人
- どれくらいの価格になるかを知ってから売却を決めたい人
にはユーカーパックが性に合うと思います。
公式:ユーカーパック
オークションで時間をかけて高値で売るよりも、もっと早く高値で売りたいという人は一括査定が向いていると思います。
数ある一括査定サービスの中でも、特にカーセンサーがおすすめです。
カーセンサーは大手という安定感がありますし、査定してもらう業者を自分で選択できます。
2〜3社だけ選択すれば、何十社から電話がくる煩わしさを回避できて安心して利用できます。
公式:カーセンサー