上記のお悩みを解決します。
車がガス欠・燃料切れになった時の対処方法を7つご紹介します。
- ガス欠してリアルタイムで困っている
- ガス欠の経験はないけど知識を身に着けておきたい
という方はお役立てください。
さらにガス欠の防止策もご紹介しているので、最後まで読んでみてください。
車がガス欠・燃料切れになった時の7つの解決方法
車がガス欠・燃料切れになって動かなくなった時の対処方法は全部で7つあります。
- ①:車を揺らしてみる
- ②:車を置いてガソリンスタンドに行ってガソリンを持ってくる
- ③:家族や友人・知人にガソリンを持ってきてもらう
- ④:自動車保険(任意保険)に付帯のロードサービスを呼ぶ
- ⑤:JAFを呼ぶ(JAF会員は無料)
- ⑥:近くのガソリンスタンドに連絡して持ってきてもらう
- ⑦:車を押してガソリンスタンドに行く
順を追ってそれぞれ詳しく解説します。
解決方法①:車を揺らしてみる
完全にガス欠しているわけではなく、まだ初期症状が出始めの場合は、車を小刻みに揺らすとエンジンがかかることがあります。
ガソリンタンクが片寄って溜まっていることがあり、車を小刻みに揺らすことで、わずかなガソリンがポンプに流れてエンジンがかかる仕組みです。
ただし、走れたとしても1km程度なため
- ガソリンスタンドまであと少しの距離の場合
- 危険を回避するために移動させる場合
くらいしか役に立ちません。
基本的には、車を揺らす以外の解決方法を検討してみてください。
解決方法②:車を置いてガソリンスタンドに行ってガソリンを持ってくる
ガソリンスタンドでは、上記の携行缶を持っていけば、ガソリンを入れてもらえ持ち運びができます。
もし携行缶を持っていなければ、対処法が2つあります。
- ガソリンスタンドで携行缶を借りる
- 近くのホームセンターで購入する
事情を説明すれば、携行缶を貸してくれるガソリンスタンドがあるので、近くのガソリンスタンドに聞いてみましょう。
もし、貸してくれない場合は、近くのホームセンターに売っているので、購入してガソリンスタンドに行きましょう。
ただし、駐車できる道路や駐車場に車を停めている時にしかできない方法です。
駐車できない道路の場合は、危険なのでやめておきましょう。
解決方法③:家族や友人・知人にガソリンを持ってきてもらう
車がガス欠になった時は、友人・知人・職場の人にガソリンを持ってきてもらえないか相談してみてください。
②と同じように上記の携行缶を持っていけば、ガソリンを入れてもらえ持ち運びができます。
携行缶を持っていない場合の対処法
もし携行缶を持っていなければ、対処法が2つあります。
- ガソリンスタンドで携行缶を借りる
- 近くのホームセンターで購入する
事情を説明すれば、携行缶を貸してくれるガソリンスタンドがあるので、近くのガソリンスタンドに聞いてみましょう。
もし、貸してくれない場合は、近くのホームセンターに売っているので、家族や友人・知人に買ってきてもらいましょう。
ガソリンスタンドまで牽引してもらうという方法もありますが、ガソリンを持ってきてもらう方が圧倒的に楽です。
解決方法④:自動車保険(任意保険)に付帯のロードサービスを呼ぶ
加入している自動車保険のロードサービスで、ガス欠時の燃油切れサービスの有無を確認してみてください。
もし、ガス欠時の燃油切れサービスがあれば、ロードサービスを利用して無料でガソリンを持ってきてくれます。
保険会社によって内容が異なり
- 10リットルまで無料
- ガソリン代は自己負担
- 夜間受付がない
- サービス自体がない
となっているので、まずは各保険会社にロードサービス内容のご確認を。
もし、ガス欠のロードサービスがない自動車保険(任意保険)に加入していた場合は、これを機にガス欠のロードサービスがある自動車保険(任意保険)に切り替えを検討してみてください。
保険を切り替えることで、今よりも条件が良くなるにも関わらず、保険料の支払いが安くなることが多いです。
損保ジャパン日本興亜、そんぽ24、SBI損保がおすすめです。
解決方法⑤:JAFを呼ぶ(JAF会員は無料)
JAF会員になっていますか?
もしJAF会員になっている場合は、夜間でも無料でガソリンを持ってきてくれます。
ただし、無料で行ってもらうためには、JAF会員になっていることはもちろん、プラスチックカード会員証 or JAFのスマホアプリのデジタル会員証の提示が必要です。
持ち合わせていない場合は、家まで取りに帰らなければいけません。
JAF会員になっていない場合は、有料となり16,770円かかります。
しかし「JAF会員になっていないから結局お金がかかるのか…」と諦めてはいけません。
自分がJAF会員でなくても無料で呼ぶ方法があります。
自分がJAF会員じゃなくても無料で呼ぶ方法
JAF会員であれば、自分の車だけではなく他人の車やレンタカーでも同乗していれば無料で行ってくれます。
この制度を有効活用します。
自分がJAF会員でない場合は、他人を頼ればいいのです。
家族や友人・知人、勤務先の人などがJAF会員になっているか聞いてみてください。
JAF会員になっている家族や友人・知人、勤務先の人を見つけたら、その人にJAFを呼んでもらいましょう。
そうすれば無料で来てもらえますよ。
JAFは自動車保険のロードサービスよりも充実している
JAFと自動車保険のロードサービスを比較してみると、内容が全く異なることが分かります。
内容 | JAF | 自動車保険 |
バッテリー上がり | 回数制限なし | 回数制限あり |
燃料切れ | 回数制限なし (燃料代2回まで無料) |
回数制限あり (燃料代1回まで無料) |
けん引・搬送 | 15kmまで無料 | 100kmまで無料 |
キーとじ込み | 対象 | 対象 |
自然災害による 事故・故障 |
対象 | 一部対象 (地震・津波等は 対象外) |
雪道でのスタック | 対象 | 一部対象 |
タイヤチェーン 着脱 |
対象 | 対象外 |
パンク応急修理 | 対象 | 対象外 |
異音・異臭 | 対象 | 対象外 |
無料サービス範囲を超えた 作業料金・部品代 |
4,000円まで 無料 |
自己負担 |
自動車保険のロードサービスは、保険会社と提携している業者が対応してくれます。
そのため、対応のスピードや技術に差があります。
しかし、JAFはロードサービスの専門会社なため、一定以上の技術を持ったスタッフが対応してくれます。
自動車保険のロードサービスでは十分でないため、JAFと併用しておくのが最強です。
万が一のトラブルは突然やってくるので、これを機にJAF会員になっておくことをおすすめします。
詳細:JAF会員に入会・加入するメリット・デメリットを分かりやすく徹底解説
公式:JAF
解決方法⑥:近くのガソリンスタンドに連絡して持ってきてもらう
一部のガソリンスタンドでは、ガソリンを持ってきてくれることがあります。
しかし、ほとんどのガソリンスタンドでは対応してくれないので、持ってきてもらえたらラッキーな方法です。
あまり期待しない方がいいでしょう。
解決方法⑦:車を押してガソリンスタンドに行く
近くにガソリンスタンドがある場合は、車を押してガソリンスタンドに行くのがてっとり早いです。
自動車保険やJAFのロードサービスは、タイミングによっては到着するまでに1時間以上かかる場合があります。
もし、同乗者がいれば二人三脚でやれば、割とスムーズに車を動かすことができます。
普段からできるガス欠の防止策4つ
ガス欠になった時の対処法・解決法をご紹介しましたが、普段からガス欠にならないために対策しておきましょう。
ガス欠にならないための対策は以下4つあります。
- ①:ガス欠になる前に出る4つの前兆を知っておく
- ②:ガソリンの給油ランプが出る前に給油する
- ③:燃費を把握しておく
- ④:車に携行缶を積んでおく
防止策①:ガス欠になる前に出る4つの前兆
車のガソリンが切れると、突然動かなくなるわけではなく、徐々に動きが悪くなりながら動かなくなります。
徐々に動きが悪くなる前兆を把握しておけば、完全に動かなくなる前に対処できます。
ガス欠の前兆が出てきたら以下3つのいずれかで対処しましょう。
- ガソリンスタンドを探す
- スーパーやコンビニなどの施設の駐車場に停める
- 路肩など安全な場所に停める
理想はすぐにガソリンスタンドに行くことですが、近くにない場合は、スーパーやコンビニ、公園などの施設の駐車場に停めましょう。
その際、施設を管理する方にきちんと事情を伝えることを怠らないでください。
もし、駐車場がなさそうなら、路肩などの安全な場所に停めましょう。
それではガス欠の前兆を4つご紹介いたします。
前兆①:給油ランプが点灯する
一番分かりやすい前兆です。
給油ランプが点灯してから40〜50km程度走行できると言われていますが、まだ大丈夫と思わずに給油ランプが点灯したらすぐにガソリンスタンドに行きましょう。
前兆②:スピードが出なくなる
ガス欠に近くなってくると、アクセルを踏み込んでも加速が悪いか加速しません。
前兆③:カタカタ音がする
「カタカタ」と乾いた音がします。
ガソリンが少なくなると、エンジンから普段とは違う音が聞こえます。
前兆④:エンストする
①⇒②⇒③という順番でガス欠に近づいていきます。
そして、最終的にはエンストします。
エンストしてもエンジンがかかり、走行できることがありますが、少ししか走行できないのでご注意ください。
防止策②:ガソリンの給油ランプが出る前に給油する
ガソリンメーターをこまめにチェックするようにしましょう。
ガソリンが10リットル以下になると給油ランプが点灯します。(車種によって異なる場合があります)
車の燃費をもとに、あとどれだけ走行できるかある程度計算できます。
例えば、車の燃費が1リットルあたり15kmで給油ランプが点灯したばかり場合は以下のように計算します。
10リットル(残りのガソリン)×15km(燃費)=150km(走行できる限界距離)
ただしあくまでの限界値です。
走行できる限界距離を計算する際は、ネガティブにシュミレーションするのが鉄則です。
燃費を3km差し引いて計算するくらいがちょうどいいです。
車の燃費が1リットルあたり15kmで給油ランプが点灯したばかり場合は
10リットル(残りのガソリン)×12km(燃費)=120km(走行できる限界距離)
くらいにしておくと安心です。
特に高速道路や北海道を運転する際は、給油ランプが点灯する前に給油するのが絶対です。
高速道路でガス欠になると、違反扱いで減点・罰金の対象です。
参考
- 大型車、中古車:12,000円の罰金
- 普通車:9,000円の罰金
- 自動二輪車:7,000円の罰金
防止策③:燃費を把握しておく
車の燃費が1リットルあたりどれだけの距離を走行できるかは車種によって異なります。
また、車種ごとに提示されている燃費はあくまでも最高値として捉えておく必要があります。
提示されている燃費よりも低くなるのが一般的です。
理由は3つ。
- 運転する人の走り方で燃費が変わる
- エアコンの使用状況
- 走行している道路状況
そのため、普段からどれくらいの燃費で走行しているのかを把握しておきましょう。
その際、一般道の燃費と高速道路の燃費をそれぞれ把握しておくことをおすすめします。
一般道は高速道路よりも燃費が悪くなるので、高速道路の燃費を基準にしているとかなりズレが大きくなります。
防止策④:車に携行缶を積んでおく
車に携行缶と合わせて給油ポンプを積んでおくと、万が一の時に安心です。
ただし、携行缶の中にガソリンを積んでおくのは危険なので、あまりおすすめしません。
普段利用で車を走行させる時は不要ですが
- 遠出をする
- 地方などでガソリンスタンドがあまりない
- 土地勘がない場所に行く
上記の場合は、車に携行缶を積んでおくことをおすすめします。
まとめ
ガス欠になった時に解決方法と防止策をご紹介しましたが、こまめに給油するのが一番です。
ただし、高速道路や土地勘のない場所に出向いた時などは、ガソリンスタンドが少なかったり、ガソリンスタンドまでの距離が分からなかったりするので、普段よりもこまめに給油するようにしましょう。
万が一のトラブルはほとんど起きないと思いますが、突然やってきます。
そのため、自動車保険のロードサービスとJAFに入っておくと安心です。
加入している自動車保険はロードサービスが付帯されていますか?
もし付帯されていない場合は、見直してみてくださいね。
今より条件が良くなるにも関わらず保険料が安くなることが多いです。
自動車保険のロードサービスだけでは十分ではないので、JAFにも入っておきましょう。
詳細:JAF会員に入会・加入するメリット・デメリットを分かりやすく徹底解説
公式:JAF