このページでは、職権抹消された自動車の登録回復願いの手続き方法について分かりやすく解説します。
車が職権抹消されるケース
- 車検を受けずにそのまま放置していた場合
- 長期間自動車税を滞納したまま放置していた場合
などは、職権で永久抹消されてしまいます。
規定では3年となっていますが、実際には5年程度放置されていると職権抹消されることが多いです。
職権抹消された車を乗れるようにするには、運輸支局で回復願いを出せば、抹消を復活させることができます。
注意ポイント
運輸支局に該当車のデータが残っていない場合は、回復できないこともあります。
自動車の登録回復願い手続きをする場所
運輸支局で手続きを行います。
どこに運輸支局があるかわからない場合は、下記記事から管轄の運輸支局をご覧ください。
関連:【各都道府県別】運輸支局(陸運局)・自動車検査登録事務所の所在地と管轄エリアまとめ
自動車の登録回復願い手続きに必要書類
以下5つの書類が必要です。
- 職権抹消された自動車の登録回復願出書
- 車台番号の拓本(上記の申請書に貼り付けます)
- 車検証
- 理由書
- ナンバープレート
注意点
1:所有者が明確でないと受理されない
車に登録されている所有者が明確でなかったり、分かっていても行方不明な場合は、受理されないことがほとんどです。
2:回復願いの手続き後に別途申請が必要
運輸支局に手続きするのは、あくまでも回復願いの届け出です。
回復願いの届け出手続き後は、行政の窓口で申請する必要があります。
その際、必要書類が別途必要になる場合があるため、事前に電話するか行政の窓口に行き、しっかりと確認してください。
3:税金が重くのしかかる可能性がある
登録を回復しても何年も経過した自動車に継続検査を受けると、空白期間の自動車税の追納が必要になり、数十万円単位になることがあります。
そのため、上手に回避する方法として、回復と同時に「一時抹消登録」をして、 その後に検査を受けて「新規登録」を行うことをおすすめします。