という疑問にお応えします。
引越しなどにより、新しい環境で生活し始めるとあらゆる手続きをしなければならず、面倒になったり、しなければいけない手続きを忘れてしまうことがあります。
その中で、自動車やバイクの住所変更は、そこまで日常生活に支障をもたらすものではないので、つい後回しにする人が多いです。
しかし、自動車やバイクの住所変更こそすぐにやっておくべきです。
- 自動車やバイクの住所変更をしなかったらどうなるのか?
- どのようなリスクがあるのか?
- 何の手続きをいつまでに手続きを行えばいいのか?
を分かりやすく解説します。
自動車・バイクの車検証や登録の住所変更をせずに放置するリスク
自動車・バイクの住所変更の手続きが面倒で「ま、しばらくそのままでいいか」と放置していると、とんでもないリスクを抱えることになります。
住所変更しないとどうなるのか?大きく分けて3つのリスクがあります。
- 事故や盗難の際に対応が遅れる
- 旧住所に自動車税の納付書が届く
- 自動車保険のお知らせが届かなくなる
- リコールのお知らせが届かなくなる
- 法律違反で罰則を受ける可能性がある
事故や盗難の際に対応が遅れる
自動車やバイクの住所変更をしていないと、事故や盗難の際に本当に自分が所有するものなのか確認をするまでに時間がかかります。
すると、対応が遅れてしまい、色々と面倒なことがあります。
旧住所に自動車税の納付書が届く
自動車やバイクの住所変更を怠ると、旧住所に自動車税の納付書が届きます。
「郵便の転居届を出していれば新住所に届くでしょ?問題なくない?」と思われるかもしれません。
確かに問題ありません。転居届を出していれば、きちんと新住所に自動車税の納付書が届きます。
ただし、転居届の有効期間は1年間です。1年後は旧住所に郵送された書類は新住所に届かなくなります。
「1年もあるなら、後回しでいいや」と思うかもしれませんが、時間が経過すると住所変更をしていないことを忘れてしまいます。
そして、あっという間に1年間が経過します。
自動車保険のお知らせが届かなくなる
バイクであれば、自賠責保険や任意保険。
車であれば自動車保険。
各種保険のお知らせが届かなくなります。
もし、保険の有効期限が切れていても、お知らせに気づかなければ無保険のまま走行することになります。
事故を起こした時に悲惨な状況になってしまいます。
また、バイクの場合は、自賠責保険に加入せずに公道を走ると法律違反です。
リコールのお知らせが届かなくなる
自動車やバイクでリコールがあったりします。
その際、必ずお知らせが郵送されるのですが、住所変更していないと届きません。
自動車やバイクに不具合があるまま走行するのはとても危険な行為です。
法律違反で罰則を受ける可能性がある
住所変更手続きは道路運送車両法という法律で義務づけられており、住所が変更されてから15日以内に手続きをしなければならないと定められています。
最悪の場合、罰金刑に処される可能性があります。
自動車やバイクを売る・譲渡する際に手続きが面倒
自動車やバイクを売ったり譲渡する際に住所変更をしていないと、車検証の住所との繋がりを証明する必要があります。
手続きがややこしくなってしまいます。
自動車・バイク・原付の住所変更は15日以内まで
新住所になってから15日以内までに住所変更を行いましょう。
自動車・バイク・原付の住所変更の際に必要な手続き
乗り物によって必要な手続き・必要書類・手続きをする場所が異なります。
住所変更が必要な乗り物に合わせて必要な手続き・書類・場所をご確認ください。
自動車の住所変更手続き
住所地を管轄する運輸支局で手続きを行います。
必要書類は以下です。
- 新住所の車庫証明
- 新住所の住民票
- 自動車検査証(車検証)
- 自動車検査証記入申請書(軽第1号様式)
- 手数料納付書
- 自動車税申告書
- ナンバープレート(必要な場合のみ)
- 印鑑
詳しくは下記記事で詳細をまとめています。
軽自動車の住所変更手続き
住所地を管轄する軽自動車検査協会で手続きを行います。
必要書類は以下です。
- 新住所の住民票
- 自動車検査証(車検証)
- 自動車検査証記入申請書(軽第1号様式)
- 軽自動車税(種別割)申告書(報告書)
- ナンバープレート(必要な場合のみ)
- 印鑑
- 保管場所使用承諾証明書(必要な場合のみ)
詳しくは下記記事で詳細をまとめています。
原付バイク(50cc〜125cc以下)の住所変更手続き
住所地を管轄する市区町村の役所で手続きを行います。
必要書類は以下です。
- 身分証
- 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)
- 標識交付証明書
- 軽自動車税廃車申告書兼標識返納書(廃車申告書)
- ナンバープレート(必要な場合のみ)
- 印鑑
詳しくは下記記事で詳細をまとめています。
詳細:原付(50cc〜125cc以下)の住所変更のやり方・費用・書類の書き方
軽二輪バイク(126cc〜250cc以下)の住所変更手続き
住所地を管轄する運輸支局で手続きを行います。
必要書類は以下です。
- 新住所の住民票
- 軽自動車届出済証
- 軽自動車税申告書
- 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)
- ナンバープレート(必要な場合のみ)
- 印鑑
詳しくは下記記事で詳細をまとめています。
詳細:軽二輪バイク(126cc〜250cc以下)の住所変更のやり方・費用・書類の書き方
小型二輪バイク(251cc以上)の住所変更手続き
住所地を管轄する運輸支局で手続きを行います。
必要書類は以下です。
- 新住所の住民票
- 自動車検査証(車検証)
- 自動車損害賠償責任保険証書(自賠責保険証明書)
- 自動車検査証記入申請書(OCRシート第1号様式)
- 手数料納付書
- 軽自動車税申告書
- ナンバープレート(必要な場合のみ)
- 印鑑
詳しくは下記記事で詳細をまとめています。