運転免許証の更新にかかる時間と受付時間|講習区分別の講習時間・手数料・都道府県別の窓口

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運転免許証の更新にかかる時間のうち、長さが決まっているのは更新時講習です。講習区分別に、優良運転者講習は30分、一般運転者講習は1時間、違反運転者講習と初回更新者講習は2時間です。根拠は道路交通法施行規則第38条です。

講習の前後には、受付、手数料の納付、視力などの適性検査、写真撮影、新しい免許証の交付があります。窓口での待ち時間は、混雑、施設、新しい免許証をその日に受け取れるかで大きく変わるため、全国共通の合計時間はありません。受付時間・日曜日の受付・予約の有無も都道府県で違うので、都道府県別の更新の記事で住所地の窓口を確かめてください。

※講習時間・手数料・制度は2026年9月24日に確認しました。実際の手数料と受付時間は、住所地の都道府県警察で確認してください。

目次

講習区分別の講習時間

更新時講習の時間は、更新を受ける人の講習区分で決まります。

講習区分講習時間
優良運転者講習30分
一般運転者講習1時間
違反運転者講習2時間
初回更新者講習2時間

区分の目安は次のとおりです。細かな条件は、区分ごとの記事にまとめています。

  • 優良運転者:継続して免許を受けている期間が5年以上で、基準日(更新前の有効期間が切れる直前の誕生日の40日前)前5年間に違反行為がない人
  • 一般運転者:継続5年以上で、基準日前5年間の違反が違反点数3点以下の軽微違反1回だけの人(その違反で人身事故を起こした人などを除く)
  • 違反運転者:継続5年以上で、軽微な違反1回だけの場合を除き、基準日前5年間に違反行為がある人など
  • 初回更新者:継続して免許を受けている期間が5年未満の人。一定の違反がある場合は違反運転者講習の対象になります

違反運転者講習と初回更新者講習はどちらも2時間ですが、内容は別です。違反運転者講習には運転に必要な知識についての討議と指導が入り、初回更新者講習には運転の基礎的な知識に慣れるための演習が入ります。講習の内容は道路交通法施行規則第38条、区分の根拠は道路交通法第95条の6と警察庁の更新Q&Aです。

自分の講習区分は更新連絡書(はがき)で確かめる

更新期間の前に住所地の公安委員会から届く更新連絡書(はがき)に、更新期間と講習区分が書かれています。はがきが届かない場合や区分が分からない場合は、住所地の都道府県警察の運転免許センターに問い合わせてください。更新連絡書の送付は道路交通法第101条第3項に基づきます。

受付から新しい免許証の交付までの流れ

運転免許センターなどの窓口での流れの一例です。順番や、申請用写真を持参するかどうかは窓口で異なります。

  1. 受付:更新申請書と、病気の症状などについての質問票を出し、今の免許証を示す
  2. 手数料の納付:更新手数料と講習手数料を払う
  3. 適性検査:視力などの検査を受ける
  4. 写真撮影:窓口で撮影する(写真を持参する窓口もある)
  5. 更新時講習:講習区分に応じて30分から2時間受ける(オンライン講習や高齢者講習を済ませた人は不要)
  6. 交付:新しい免許証を受け取る、またはマイナ免許証に新しい免許情報が記録される

必要なものは、更新申請書、質問票、今の免許証、手数料で、窓口によっては申請用写真(縦3.0cm×横2.4cm、申請前6か月以内に撮影したもの)も要ります。高齢者講習などを受けた人は講習終了証明書等も持参します。一覧は警察庁の運転免許の更新で確かめられます。

適性検査の視力の基準

更新のときの適性検査は、免許を取るときの適性試験と同じ基準(色の識別を除く)で行います。視力は眼鏡やコンタクトレンズで矯正した視力を含み、基準は持っている免許の種類で決まります。

免許の種類視力の基準(矯正視力を含む)
普通・大型特殊・大型二輪・普通二輪両眼で0.7以上、かつ片眼でそれぞれ0.3以上。片眼が0.3に満たない人や片眼が見えない人は、もう片方の眼の視野が左右150度以上で、視力が0.7以上
大型・中型・準中型・けん引・第二種両眼で0.8以上、かつ片眼でそれぞれ0.5以上。あわせて深視力の検査(2.5mの距離で3回検査し、平均誤差が2cm以下)
原付・小型特殊両眼で0.5以上。片眼が見えない人は、もう片方の眼の視野が左右150度以上で、視力が0.5以上

視力のほかに聴力と運動能力の基準もあります。根拠は道路交通法施行規則第23条と第29条です。眼鏡などを使って基準を満たす人は、更新の日も忘れずに持参してください。

全体の所要時間が人によって違う理由

合計の時間は次の条件で変わるため、全国共通の目安はありません。

  • 混雑:受付の列、適性検査や写真撮影の順番待ち、講習の開始時刻までの待ち
  • 施設:運転免許センターか、運転免許関係の手続きをしている一部の警察署か。手続きができる場所、受付時間、講習の時刻は都道府県警察ごとに違う
  • 交付のタイミング:新しい免許証をその日に受け取るか、後日受け取るか
  • 講習区分:30分か、1時間か、2時間か

後日の受け取りになる例として、住所地以外の都道府県で経由申請をして従来の免許証を更新する場合は、新しい免許証が後日、住所地の公安委員会から交付されます。マイナ免許証のみの人の経由申請は、その日のうちに手続きが終わります。根拠は警察庁のマイナ免許証FAQ(経由申請)です。

時間を読みやすくするには、住所地の窓口の受付時間と講習の開始時刻、予約が要るかを先に確かめ、更新期間の終わり近くを避けて余裕のある日に行くのが確実です。

オンライン講習なら窓口での講習が不要

マイナ免許証を持っていて、講習区分が優良運転者講習または一般運転者講習の人は、更新時講習を自宅などからオンラインで受けられます。オンライン講習を済ませると、窓口では講習を受けずに更新手続きができます。2025年3月24日から全国で運用しています。

項目内容
受講できる人マイナ免許証を持つ人(2枚持ちを含む)で、講習区分が優良・一般の人
受講できない人違反運転者講習・初回更新者講習の人、70歳以上で高齢者講習を受ける人、免許の効力が停止中の人
講習時間優良30分、一般60分(一般は運転適性診断も必須)
受講できる期間更新期間中の24時間(システムメンテナンス中を除く)
事前準備マイナ免許証とマイナポータルの連携
必要なものマイナ免許証、カメラとマイナンバーカードの読み取り機能があるスマートフォンまたはパソコン

オンライン講習を受けても、視力検査や写真撮影のために運転免許センターや警察署などへ行く必要があります。受講は窓口で更新申請をする前に済ませてください。申請後は受講できない場合があります。条件は警察庁のオンライン更新時講習の案内と警察庁のオンライン講習FAQで確かめられます。

更新手数料と講習手数料(標準額)

更新にかかる費用は、更新手数料と講習手数料の合計です。更新手数料は、更新後に免許をどの持ち方にするかで変わります。次の額は道路交通法施行令第43条の標準額で、実際の額は住所地の都道府県の条例で決まります。

更新後の持ち方更新手数料(標準額)
従来の免許証のみ2,850円
マイナ免許証のみ2,100円
2枚持ち(従来の免許証とマイナ免許証)2,950円
講習区分講習手数料(標準額)
優良運転者講習対面500円、オンライン200円
一般運転者講習対面800円、オンライン200円
違反運転者講習・初回更新者講習対面1,400円(オンラインは対象外)

オンライン講習の200円は、マイナ免許証を持っている優良・一般の人が受講した場合の額です。窓口で対面の講習を受ける場合の合計(標準額)は次のとおりです。

講習区分(対面)合計(更新手数料+講習手数料)
優良従来の免許証のみ3,350円、マイナ免許証のみ2,600円、2枚持ち3,450円
一般従来の免許証のみ3,650円、マイナ免許証のみ2,900円、2枚持ち3,750円
違反・初回従来の免許証のみ4,250円、マイナ免許証のみ3,500円、2枚持ち4,350円

マイナ免許証のみの人がオンライン講習を受けると、優良・一般とも合計2,300円(標準額)です。住所地以外で更新する経由申請の手数料は、上の表とは別の額です。手数料の払い方も窓口で違うため、住所地の都道府県警察で確かめてください。額の根拠は道路交通法施行令第43条と警察庁のマイナ免許証FAQです。

更新できる期間は誕生日の前後1か月

更新期間は、免許証の有効期間が満了する日の直前の誕生日の1か月前から、有効期間が満了する日(誕生日の1か月後)までです。有効期間の末日が土曜日・日曜日・祝日・年末年始などの休日に当たるときは、休日が明けた日まで更新できます。誕生日が2月29日の人は、うるう年以外の年は2月28日を誕生日として扱います。根拠は道路交通法第101条と警察庁の運転免許の更新です。

海外旅行、病気、仕事などやむを得ない理由で更新期間に手続きできない見込みの人は、更新期間の前に特例更新を受けられます。理由を証明する書類が必要です。

マイナ免許証を持っていて、マイナンバーカードの更新と免許の更新が同じ年に来る人は、新しいマイナンバーカードを受け取ってから免許の更新手続きをしてください。新しいカードに新しい免許情報を確実に記録するためです(警察庁の案内)。

更新期間を過ぎると免許は失効し、運転できません。失効した後の手続きは運転免許が失効したときの再取得の方法で確かめてください。

70歳以上・75歳以上は更新の前に講習と検査

更新期間が満了する日に70歳以上の人は、高齢者講習を受けていないと更新できません。高齢者講習を受けた人は、更新のときに更新時講習を受ける必要がありません。オンライン講習は、高齢者講習を受けなければならない人は受講できません。

更新期間が満了する日に75歳以上の人は、認知機能検査(講習予備検査)を受けます。認知症のおそれがあると判定された人は、医師の診断を受けます。普通自動車を運転できる免許を持つ75歳以上の人で、一定の違反歴がある人は、運転技能検査も受けます。

高齢者講習と検査は更新の手続きより前に済ませる必要があるため、早めに日程を確保してください。講習・検査の時間と手数料、予約の方法は警察庁の高齢運転者対策の概要、警察庁の認知機能検査と住所地の都道府県警察で確かめてください。

高齢者講習と認知機能検査は、更新期間が満了する日の6か月前から受けられ、対象の人には警察から通知が届きます。根拠は道路交通法第101条の4と警察庁の認知機能検査です。

受付時間・日曜受付・予約は都道府県別の記事で確認

更新の受付時間、日曜日の受付があるか、予約が要るか、講習の開始時刻、手数料の払い方は、都道府県と施設ごとに違います。住所地の都道府県を選んで、更新の窓口と受付時間を確かめてください。

地方都道府県別の更新の記事
北海道北海道
東北青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県
関東茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県
中部新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県
近畿三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県
中国鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県
四国徳島県・香川県・愛媛県・高知県
九州・沖縄福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県

優良運転者と一般運転者(一定の条件を付された人などを除く)は、住所地以外の都道府県の窓口を経由して更新を申請できます。経由申請の受付期間は、従来の免許証のみの人は誕生日の1か月前から誕生日当日までで、マイナ免許証を持つ人がマイナ免許証の免許情報の書換えを申し出る場合は、有効期間の末日まで申請できます。更新と同時に住所変更などをする場合は、住所地でしか更新できません。

免許の区分と関連の記事

運転免許証の更新時間についてよくある質問

免許の更新は全部で何時間かかりますか?

全国共通の合計時間はありません。決まっているのは講習の時間で、優良30分、一般1時間、違反・初回2時間です。受付、適性検査、写真撮影、交付の待ち時間は、混雑、施設、新しい免許証をその日に受け取れるかで変わります。

自分の講習区分はどこで分かりますか?

更新期間の前に届く更新連絡書(はがき)に書かれています。はがきが届かない場合は、住所地の都道府県警察の運転免許センターに問い合わせてください。

違反運転者講習と初回更新者講習は同じ内容ですか?

時間はどちらも2時間ですが、内容は別です。違反運転者講習には運転に必要な知識についての討議と指導が、初回更新者講習には運転の基礎的な知識の演習が入ります。

オンライン講習を受ければ免許センターに行かなくてよいですか?

行く必要があります。オンライン講習で窓口の講習は不要になりますが、視力検査や写真撮影のために運転免許センターや警察署などで更新手続きをします。受講は更新申請の前に済ませてください。

オンライン講習は誰でも受けられますか?

受けられるのは、マイナ免許証を持っていて講習区分が優良・一般の人です。違反運転者講習・初回更新者講習の人と、70歳以上で高齢者講習を受ける人は受講できません。事前にマイナ免許証とマイナポータルの連携が必要です。

更新の手数料はいくらですか?

更新手数料と講習手数料の合計です。更新手数料の標準額は、従来の免許証のみ2,850円、マイナ免許証のみ2,100円、2枚持ち2,950円です。講習手数料の標準額は、対面で優良500円・一般800円・違反と初回1,400円、オンライン(マイナ免許証を持つ人)で優良・一般とも200円です。実際の額は住所地の都道府県で確かめてください。

日曜日に免許を更新できますか?

都道府県と施設で違います。日曜日に受け付ける窓口がある県もあれば、予約が要る県もあります。都道府県別の更新の記事で、住所地の窓口を確かめてください。

更新期間の最終日が土日や祝日の場合はどうなりますか?

有効期間の末日が土曜日・日曜日・祝日・年末年始などの休日に当たるときは、休日が明けた日まで更新できます。ただし窓口が開いている日は施設で違うため、早めに手続きしてください。

70歳以上の人も更新時講習を受けますか?

更新期間が満了する日に70歳以上の人は、更新の前に高齢者講習を受けます。高齢者講習を受けた人は、更新のときに更新時講習を受ける必要がありません。75歳以上の人は認知機能検査も受けます。

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この記事を監修した人

【監修】田中 健一のアバター 【監修】田中 健一 元自動車教習所 / 安全運転アドバイザー

元自動車教習所勤務。10年以上にわたり自動車学校にて従事し、運転免許に関する実務も経験。退職後は、安全運転の啓発活動や運転者教育に携わる。「正確な情報で、ドライバーの不安を解消する」を信条に、最新の制度改正にも対応した監修を行っている。

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